2007.01.02
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●読書会 開催情報● |
日__時
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2006年12月17日(日) 13:00〜16:00
▲第四日曜日ではありません。
▲ご注意を!▲▲▲▲▲▲▲
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会__場
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中之島公会堂 (3)
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最寄り駅
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京阪線/地下鉄御堂筋線・淀屋橋駅
(18番出口)徒歩3分 |
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「文芸手帖
随筆」文芸時評〜(『芹沢光治良文学館(11)
エッセイ――文学と人生』 p328〜)
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会__費
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500円 |
参加者
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2006.12.23 |
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そのうちに読書会記録を……
このところ多忙をきわめています。
じつは先週も土日とも仕事をするつもりでした、気持ちの上では。
日曜もいつものように早朝1時間ほど仕事をしていたのですが、業務メモをとうろうとして「読書会」当日だったことに慌てる始末。
前日の土曜日は外からの連絡もないため仕事も非常にはかどりましたが、読書会ということであれば、すべてを忘れよう、と。
その影響もあり(あんまり関係ないかも)、今回こそは土日も仕事です。家の用事も最低限にしぼりこんで仕事をしないと年が越せない……
ふと、光治良先生が最晩年「囚人」と仰っていたことを思いだす……
とにかく、はやくかたをつけてラクになりたい……
その後に、読書会記録をまとめることにしよう。
16:15
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2006.11.26 |
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2006年12月17日(日)の読書会情報を更新しました。 |
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●読書会 開催情報● 履歴 |
日__時
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2006年11月26日(日) 13:00〜16:00
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会__場
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中之島公会堂 (3)
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最寄り駅
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京阪線/地下鉄御堂筋線・淀屋橋駅
(18番出口)徒歩3分 |
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「文芸手帖
随筆」文芸時評〜(『芹沢光治良文学館(11)
エッセイ――文学と人生』 p312〜328)
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会__費
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500円 |
参加者
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後__記
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今日は参加者が少なかったという意味ではとても寂しかったですが、内容はいつものように楽しませていただきました。
光治良先生が批評している作品は誰も読んだことがありませんが、伊藤永之介氏の「梟」ではそれなりに意をくみとることができ、光治良先生が好きだというジードの「コンゴ紀行」のことも「なるほど」とある程度理解ができるものでした(正義感)。
今日、または、しばらくお休みしているみなさん、また是非いらしてくださね。
もちろん、はじめての方も大歓迎ですよ。
ちなみに、来月のみは第四日曜日ではなく、第三に繰り上げてます!
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2006.11.25 |
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正義感を追加しました。 |
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2006.10.29 |
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備忘録「小説の面白さ」を掲載しました。
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2006.10.24 |
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(1)
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読書会
後記を追加しました。
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(2)
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古本提供情報更新しました。
『巴里に死す』文庫本を削除しました。(to KS)
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2006.10.22 |
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2006年11月26日(日)の読書会情報を更新しました。 |
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●読書会 開催情報● 履歴 |
日__時
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2006年 10月22日(日) 13:00〜16:00
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会__場
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ドーンセンター・小会議室(6)
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最寄り駅
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京阪線/地下鉄谷町線・天満橋(3番出口)徒歩3分 |
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「文芸手帖
随筆」デコブラ会見記、人物の名前と創作、官庁の文章〜(『芹沢光治良文学館(11)
エッセイ――文学と人生』 p299〜311)
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会__費
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500円 |
参加者
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【読書会 後記】
「デコブラ会見記」は、若造の芹沢光治良(37歳?)がいろいろとデコブラにいどんでいるようにも見えるが、
その姿は一種傲慢にもうつり、当のデコブラには軽くかわされている。よって「完全に芹沢光治良の負け」(TN)という意見があったかと思うと、
いやいや、そもそも作家精神を解さないデコブラは、はなから芹沢光治良の議論の相手になっていない。よって「勝負以前!」(EI)、
など、いつものように勝手な意見が飛び交ってしまいました(冷汗)。
それにしても、全54話のうちの50話にして、はじめて「宮廷女官 チャングムの誓い」が読書会で話題になりました。
私もこれまで非常に気になりながらも、だれも、ひとことも、なにも言わないので(初期に話題にした人はあったらしいのですが、そのときは誰もみていないようでした)
「話題にしてはいけないのだろうか?」と何度も躊躇したのですが、我慢しきれず、ついに一昨日話題にしてみたところが、
なんと、全員がとりこになっているではありませんか!
ひとしきり盛り上がってしまいました。
光治良先生は時代劇が好きだった。「水戸黄門」とか。―― ほうとうですか? このはなし。
だから、光治良先生ご存命であれば、きっとハマっていたに違いない! なんてうわさ話までしてしまいました。
それにしても話の筋といい、役者といい、本当にうならせるドラマですね。
そういえば、週末の夜は、かならず入浴、歯磨き、雑用はすべて片付け、後顧の憂いなく、ドラマに熱中できるように、
それこそ斎戒沐浴と言わんばかりの精神でのぞまれる仲間がいました(笑)……
2006.10.24
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2006.10.18
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過去は変えられるけれど、未来は変えられない
ちょっとヘンですよね。ふつう「過去は変えられないけれど、未来は変えられる」なのに……
要領よく立ち回ったり、策を弄したりするのではなく、けな気に、ひたむきに、どんな困難にも正面から立ち向かい、己の志を貫きとおす。
絶望的に思えた現実、幾多にもふりかかる困難から、何事にも惑わされず、自分が心の底からのぞむ未来を切り拓く……
その代表選手が芹沢光治良で、そんな不動の人柄になぐさめられ、勇気をあたえられ、力がわいてくる。これが芹沢光治良の大きな魅力のひとつだ、という見方がなりたちます。
「過去は変えられるけれど、未来は変えられない」は、それを否定するのではなく、まさに同じことをいっているともいえるのですが、
過ぎ去ったつらい過去を、「自分を成長させてくれた肥やし」として捉えることができたとき、
まるでオセロゲームでくるくる牌をひっくり返すように、自分のこれまでを心から肯定、感謝することができれば(=過去がかえられれば)、
まさに、いまは「感謝」しかないのだから、未来は悪いふうに変えようがない。
あるいは、そのように過去を変えることができなければ、また、これからの人生をたのしんでいけるような未来には変えようがない、
とも受け取ることができるようです。
これは、『賢者たちのメッセージ』(光田 秀編著、PHP研究所)で拝読した斎藤
一人氏のお話です。
同書からもうひとつ。五日市 剛氏のお話です。
夢を実現する第一歩は、「こうありたい」という自分を、いきいきと、細部まで、できるだけ具体的にイメージすることだ、とよくいわれます。
ところが五日市氏はそれをもっと進めて、願い事は【こうなりました】と過去形で言い切って、最後に「感謝します」と言えばいい、とのこと。
たとえば「孫ができました。感謝します」と実践した人は、4人のお子さんに、ほぼ同時に赤ちゃんが授かったそうです。4人のお子さんとも、結婚してもう何年も赤ちゃんができなかったというのに。
また、取引停止を通告されて倒産の危機にさらされた社長さんが「これまで取引いただいて感謝します。また取引停止を取り下げてくださって、感謝します」と一心不乱に唱えて取引先にむかったところ、まわりの人は100%無理だとあきらめていたにもかかわらず取引停止をまぬかれた、とか……
「ありがとう」「感謝します」は『ツキをよぶ魔法の言葉』だそうですが、光治良先生は『神と人間』でもくり返しこのようなことを説いておられましたね。
こういう話をきいても、それが自分のなかに定着するまでは、私の場合とても時間がかかるのですが、いいお話をみなさまにもおすそ分け。。。
そうそう、芹沢光治良の場合は、世の実用書とはちがって(私はいろいろと参考にさせていただいていますが)、文学作品として、芸術としてたのしめるところが、
そして、創作なのだけれど、自身の実体験にもとづく迫力とでもいうべきものが、魅力なのですよね。
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2006.09.24 |
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(1) |
古本提供情報更新しました。
『人間の運命』単行本 第二部 第六巻「暗い日々」を削除しました。(to KT) |
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(2) |
2006年10月22日(日)の読書会情報を更新しました。
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●読書会 開催情報● 履歴 |
日__時
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2006年 9月24日(日) 13:00〜16:00
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会__場
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中之島中央公会堂・会議室 (2)
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最寄り駅
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京阪線/地下鉄御堂筋線・淀屋橋駅(18番出口)徒歩3分 |
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「文芸手帖
随筆」フランスで文壇に出るには、スイスの雪、自己を語る(『芹沢光治良文学館(11)
エッセイ――文学と人生』 p281〜所収)
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会__費
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500円 |
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【読書会】
【二次会】三番館
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SOさんは法事でご欠席、私は子供の運動会のため終りかけの参加。留守をたくされたお仲間は不安もおありだったかもしれませんが、いつものような楽しいひと時をお過ごしいただけたのではないでしょうか。
「自己を語る」はTNさんにとっては、とても「いい作品」だったそうです。
同感です。光治良先生の作家になるまでの「自己」が凝縮して語られているのですが、『人間の運命』や『神と人間』から知ったこととは少しちがった、幼児期のことや、作家を志した背景や、これまでとは少しニュアンスのことなる父親観に接することができました。
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2006.08.30 |
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Mt.Serizawa 登山記(岩部 一宏氏)を掲載しました。
芹沢光治良文学愛好会
通信2006年8月「リレー随筆(269)」より転載。
光治良文学を読んでいくことを登山に喩え細部を具体的に展開していく視点はとても斬新で、スポーツマンの岩部さんらしい、ロマンあふれる、じつに的を射たさわやかなエッセーです。
それを独立峰としての「芹沢光治良峰」とよび、各作品を地図に喩える。最晩年の作品群に出会ったときの「めまい」のような感覚を高山病とよび、一歩一歩確実にすすむことを暗にアドバイス。もしも不用意にちかづくなら「急峻な岩場」で命を落とすかもしれない危険性をも示唆していたり……
まあ、ご本人がそのようなふうに意図・意識されたかされていないかは知る由もありませんが、どうぞご覧あれ。光治良文学が象徴的にかたられ、思わずひざを打ちたくなるような一遍。
(2006.09.09 補足)
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2006.08.27
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(1) |
古本提供情報更新しました。
『人間の運命 三、四、五、六』(文庫)『巴里に死す』(文庫)『愛と知と悲しみと』(新潮社 日本文学全集27)を登録しました。(by
YA) |
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(2) |
2006年9月24日(日)の読書会情報を更新しました。 |
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●読書会 開催情報●履歴 |
日__時
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2006年 8月27日(日) 13:00〜16:00
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会__場
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中之島中央公会堂・会議室 (1)
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最寄り駅
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京阪線/地下鉄御堂筋線・淀屋橋駅(18番出口)徒歩3分 |
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「文芸手帖
随筆」男子の愛情〜徳田秋声氏訪問(『芹沢光治良文学館(11)
エッセイ――文学と人生』 p283〜291所収)
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会__費
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500円 |
参加者
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ひとこと
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すいません! やはり勘違いで「スイスの雪」を飛ばしてしまいましたね。次回やりましょう。 |
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2006.08.12
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残暑お見舞い申し上げます。
備忘録「男子の愛情」(女性観)を掲載しました。
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2006.07.29
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(1) |
古本提供情報更新しました。
『神の微笑』『人間の意志』(単行本)を登録しました。(by AK) |
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(2) |
2006年8月27日(日)の読書会情報を更新しました。 |
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●読書会 開催情報●履歴 |
日__時
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2006年 7月23日(日) 13:00〜16:00
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会__場
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中之島中央公会堂・会議室 (3)
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最寄り駅
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京阪線/地下鉄御堂筋線・淀屋橋駅(18番出口)徒歩3分 |
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「文芸手帖
随筆」ボアロー街の製本屋、腕時計、童心、円相場(『芹沢光治良文学館(11)
エッセイ――文学と人生』 p269〜276所収)
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会__費
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500円 |
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岡山のY氏(『人間の幸福』)をお迎えした たなばた読書会でした。
(メモ)午前は寺田町のKG氏宅を訪問。ご令甥がY氏と警察大学の同期?生。M奥様が偶然新幹線で隣り合ったときからの交流。昨年奥様の文机からKG氏が関係する雑誌に投稿した原稿を発見されたのをきっかけに、面会を希望しておられた。
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参加者
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【昼食会】三番館
【読書会】
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MS
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AK
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FS
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ST
TN
KS
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12名 |
YT
KT
TM
SO
|
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MY
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EI
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【二次会】美々卯 (阪神百貨店10F)
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TN
|
FS
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MS
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AK
|
ST
|
|
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8名 |
|
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EI
|
MY
|
|
SO
|
YT
|
|
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2006.07.22 |
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古本提供情報更新しました。下記を2冊削除しました。(to
SN/KB)
『人間の運命』第二部 第五巻 戦野に立つ
『人間の運命』第三部 第二巻 再会
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2006.07.17 |
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湯川れい子さん(←これ、タイトルです)
驚きました。
聖路加国際病院名誉院長・理事長の日野原重明氏と音楽評論家・湯川れい子氏の対論『音楽力』(海竜社
2004年10月22日)を読みました。湯川氏の発言は、ひとことの前置きがあるのですが、いきなりこんなふうに始まるのです。
「文学とは、もの言わぬ神の心を言葉にすることだ。私はその原稿用紙を耕す小作人だ」
この言葉は、やはり明治生まれの作家、芹沢光治良先生が、生前くり返しおっしゃっていたお言葉ですが、若いころに肺結核で療養しながら、作家活動を続けてこられた芹沢先生は八十七歳のときに奥様を亡くされ、ご自分も死を覚悟されました。
ところが、そのとき、先生ご自身の表現によりますと、
「神様に枕を蹴っ飛ばされ、まだ死ぬときではない、これからこういうものを書きなさい」
という不思議な宗教的体験をされたのだそうです。そこで、九十七歳になるまで、毎年一冊ずつ本を出し続けたという見事な生き方をなさいました。
たまたま私は同時進行形の形で、それら十冊の本を毎年一冊ずつ読んでいったのでしたが、書物というものが、なぜ、読む人に感動や元気を与えるのかが解ったような気がしたものです。
しかし、そうした感動を与えるものは、書物だけではありませんよね。
「十冊の本」というのは芹沢光治良最晩年の、正確には8冊のシリーズ『神と人間』を指していると思うのですが、まあこうも真っ正面から、核心をついた評価をいきなり展開されたのですからビックリです。
そして、そのように評価しておられる湯川氏のバックグラウンドは、みじかい文章のなかからも充分感じとることができます。(私はさらに教えを乞おうと別の書籍を注文しました。)
そもそも、この『音楽力』という書物は、音楽というものがいかに我々生身の人間の「生きる」ということに深くかかわっているか、にあらためて目をひらかせてくれるもので、また、音楽療法にかんする啓蒙的書物でもあるようです。
それで、焦点は「音楽」というところへ絞られていくのですが、私はこのような逆転の発想に注目してしまいました。
大人の側の努力にもかかわらず、不登校の子どもは増加し、家庭内暴力に悩む家庭は多いようです。とはいえ、私は彼らに対して「こういう子どもたちこそ、まだまだ捨てたものではない」という思いを持ち続けてもいます。
なぜならば、彼らは社会や大人の「言いなりになれない」(強調編者)子どもたちなのです。自分は、本当はもっと違うことがしたいとか、ここは自分のいるべき場所ではないというふうに感じているのではないでしょうか。
「今やらされていることに、一体どんな意味があるのだろうか」
そう思いつつ、それが何なのかわからないという不安が、不登校という形であらわれているのであり、何のために自分は生まれてきたのかを、必死でアピールしているのではないかと思えて仕方がないのです。
(中略)
ですから不登校や家庭内暴力に一種の救いを感じるのは、そんな子どもたちは、こうした生活をまだ拒絶できるエネルギーがあると思うからです。そのエネルギーを大切にしていく手段として、私は彼らに音楽を与えたいと思っています。
もちろん、音楽だけで救えるとは思いません。
……
「同質の原理」というのがあるそうです。肉体的、生理的、社会的な条件によって、また世代の違いとして現れることがあるのだそうですが、要は、年代によって好きな音楽に違いがでるというような。
だから、うつ病の人に元気になってもらいたいからと陽気で楽しい音楽を聞かせることは、かえって逆効果で自殺さえしかねない窮地に追い詰める危険性もある。ほんとうに共鳴できる音楽を聴くことで、少し元気になる。
わが子が内気だからといって、元気いっぱいの友だちに遊んでやってくれとたのむのも、この原理に反するかもしれない、とか……
でも、音楽を通して、「自分も何かやれるかもしれない」と考え始めた子どもたちに、何を見せてやれるか、私たちがどんなサンプルを見せてやれるかは、私たち大人に向けられた課題だと思うのです。
この「大人」にはもちろん我々もふくまれ無関係ではあり得ないのでしょうが、ここでは、やはりおもに医学や心理学や、そして音楽に一定レベルで精通した音楽療法家の養成(と制度の整備)がいそがれる、ということのようです。
要するに、適切な方向づけができれば自己治癒力がはたらく、ということでもあるようですが、その第一歩の重要性ということでもあるのでしょう。
それで、先ほども引用したのですが、「そうした感動を与えるものは、書物だけではない」とか「もちろん音楽だけで救えるとは思わない」というご発言にもどりたいのです。
なかなか私たち自身にはその方向づけというものができないのですが、偶然にでも光治良文学にたどりついた人には、そこで感動をあたえられ、励ましをうけ、癒しをえ、生き方を示される……
そんな光治良ワールドにいらしてくれたらなあ、ということを想います。
湯川氏は、つぎのように仰います。
聴き手である私は、理屈でそれらの作品を鑑賞するわけではありません。先ず感動があって、その感動した理由を分析するのは後の作業となります。
光治良文学を読んだ感動を読者がまとめてくださったもので、「神と人間」へようこそ!
があります。光治良ワールドへのささやかなきっかけになれば、と掲載しています。
ところで、一時期「問題児」ということがよく言われました。
問題児とは、子どもが問題をもっているのではなくて、子どもが大人に問題を提起しているのだ、とかつて河合隼雄氏は仰っていましたが、
われわれ大人自身もまた、人間らしい生き方を回復せねばならない、というのか、まず、私自身がそういったものをしっかり獲得していかねばならない、ということをあらためて思わされました。
なお、この書籍は芹沢光治良文学愛好会・管理人氏の紹介(2006年7月1日
土曜日 18:47:00)により拝読することになったものです。すばらしい書籍のご紹介をありがとうございました。
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2006.07.08 |
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柏餅!
前回(6月26日)光治良先生の誕生日が話題にのぼりましたが、ちょうど次回あたりの読書会で取り組むことになるテキスト「童心」
に何とも面白い回想が載っていました。
【註】 |
「文芸手帖
随筆」(『芹沢光治良文学館(11)
エッセイ――文学と人生』 p273〜所収)。以下、こちらから引用。 |
この小文自体は、巴里にわたって3年目に産れた長女について、後年作者が心をいためているもので、彼の無念や後悔がせまってくる、どちらかというとシリアスな内容です。
いろいろな事情があったけれども、最終的には「児の利益を考えて」帰国までの2年以上をフォンテンブローの森にちかい理想的な託児所にあずけたのですが、
八歳になった女の子をみて「結局大人のいらざるはからいで、却って童心はそこで孤独感に蝕まれたのであろう」と認めざるを得ないことに気づくのです。
しかし、「子供の悲哀や不幸は大人の想像もしないもので、それが又一生涯ついてまわるのであろう」としながらも、作者が引き合いにだす自身の体験をかたる部分は、非常に面白い!
キーワードは「柏餅」。
その柏餅という言葉は、小さい頃から五月四日産まれである私を苦しめた。
えぇ〜ッ! それは一体どういうことなんですか?
田舎のこととて、四日には端午の節句の祝いの柏餅を各家庭で作るのだが、その用意をはじめてから、母は産気づいて簡単に私が生まれ、せっかく柏餅に用意した湯を産湯に使ったとか云うことで、祖母は機会ある毎に、私を柏餅だと得意に他人に紹介したものだった。この紹介が、実に私は苦手で、いつもてれたり、むずかったりして、祖母に抗議したが、祖母は私の悲しみなど察することなく、柏餅の湯を産湯にしたのは出世する前兆だと、まだやっと物心ついたばかりの私に、そう説明して呉れた。
こんなときは、素直によろこんでもよさそうだ、というのは大人の浅知恵で、当のご本人は、
私は大人が馬鹿気たことを本気に云うのを子供心に残念に思った。そして柏餅だと云われる度にしょげたのだが、
そして、そう、かなしいかな、なぜなのでしょう。ひとの不幸にはなぜか非常に敏感なのですねぇ、私たちは。
その悲しい表情を知ったのだろう、叔母や兄や従兄など、態々(わざわざ)いやがらせによく柏餅と私を呼んだ。
このときの光治良(みつじろう)少年はどんなだったでしょう?
【註】本名は「みつじろう」。しかし昭和5年(1930年)デビュー作「ブルジョア」が「改造」に掲載されたとき「こうじろう」と紹介され、その訂正が困難だったことからそのままになった、ということです。(編者)
それが又悲しくて或る時など一時間も泣いて皆をてこずらせた記憶がある。泣くこと以外に抗議のしようがなかった。
また、
小さい頃、家が貧しくなって、種々雑多な苦労した。草屋根に雨がもって、部屋中にバケツや丼をならべて、寝れなかった夜もある。焼芋を食事の代用にして胸がやけた記憶もある。帽子がなくて遠足に行けなかったことも。しかしこうした大変な不幸よりも、私の胸は柏餅で痛められたのだった。(笑、強調編者)
さらに、
四月末頃から、私は落ち着けなくなった。(おやまあ、重症ですなぁ! 編者)
(中略)
四月の末になると、祖母は石臼の柄に擂木(すりこぎ)をとおして、それを持ってぎりぎりまわして、米粉を作り始める。その石臼の音は今でも私の耳に残っている。臼の目に小石か砂の入った時の身にこたえるようなきしりと一緒に。それも、結局柏餅と云われる機会が多くなるので、私はもう憂鬱になっていたからであろう。田舎の児等には手製の柏餅が年に何回と数える程の贅沢品であったが、私にはその餅の味まで悪いもののような気がした。餅を作りながら、祖母も母も私の出産した時の周章てたことなどを語るのが普通だった。私は五月四日に産れたことを悲しい運命のように思い込んでしまった。
おやまあ、なんと不憫なミツジロウ少年よ……
端午の節句を過ぎると、難関を通過した後のようにほっとして、私は急に溌剌となり、麦の茎で笛を作って吹いたりしていた。それなのに兄は意地悪く、柏餅とからかったりする、私は必ず敵を討つぞと腹で決心した。
おっと、それはまあ穏やかではない……
しかし、面白いのはまだ続く。
極めつけは、こちら。
それどころか、フランス語を話すような夢の中へ、柏餅が入って来る。
(大苦笑!)というから、よほどの苦い想い出なのでしょう。少年には人生最大の悩みだったのかもしれません。
この面白みは、ぜひ原文にておたしかめください。
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2006.06.26 |
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祝 福!
光治良先生の生誕110周年記念日のちょうど前日、つまり2006年の5月3日に元気な男の子を出産された仲間がありました。
とにもかくにも、おめでとうございます! みじかいけれども、いろいろな気持ちを込めて。この祝福の言葉がすべてです。
この方は、お気の毒なことに(もちろん反対の意味ですけどネ、笑)、ついに光治良文学にはまってしまって「これからの楽しみが増えて嬉しくて嬉しくてたまらない」そうです。
こんな感想をきくことは、愛読者としては、ただただ、純粋にうれしいのみですね!
それにしても、この方は、こんな面白いことも仰っています。
「人間の運命」も読み進めています。が、途中まで読んであまりにもおもしろいので、夢中になってしまいそうで、子どもの為にしばらく封印しています(笑)。
とのこと。
なるほど!「封印」という言葉をつかいたくなるお気持ち、よく理解できます。
ところで、
テキストについて(発掘作業だ!)
近いところでは、先月の「巴里劇場巡礼」(『芹沢光治良文学館(11)
エッセイ――文学と人生』 p236〜所収)が恰好の例ですが、
一読者の立場としてあえて正直に申し上げてしまいますが、あまたある作品のなかには、どうしようもなく退屈だったり、どう考えても面白くなかったり、とりつく島のないような作品、というのが、とても言いにくいのですが、あるものです(結構あったりして、苦笑!)。
だからといって(現在大冊12巻の『芹沢光治良文学館』を少しずつ読んでいるのですが)、たしかに複雑な気持ちなのですが、つまらないものをすっ飛ばしていいとこだけ拾って読むというわけにはいかないのです。
それは、どれがつまらならない作品なのかは実際に読んでみないとわからないし、その判断を誰かにゆだねてしまうのは何とも惜しくもったいないことだ、と思えるからです。
講座をうけてエッセーを真剣に勉強している人や、湧き上がる思いをなんとか表現したいと自然に創作にみちびかれた仲間曰くは、「自分が書く(書こうとする)立場にたつと、いままでなら読み流してしまいそうなところにでも、書くことのスゴイ秘密やエッセンスが凝縮していることに気づく」ようになるそうです。
文章の必然が、なんだか手にとるようにわかるような感覚で納得できるらしく、実感をもってそう力説されると、たしかに「なるほど、そうなんだろうなぁ」という気になってきます。
昨日(2006年6月25日)、京阪・京橋駅のプラットホームの待合席での三次会では、こんなたとえがでました。
SOさんは、むかし考古学の発掘ボランティアをしていたことがあるのです。「発掘」の意義を充分理解していなかった初めのころは、とにかく一生懸命「掘った」のです。コンベアで運ばれていく土がむこうの方でどんどん大きな山になっていくのが大いなる励みだったようです。
しかし、
考古学の発掘においては、効率よく、それこそ穴を掘っていくことが目的なのではもちろんないのです。パッとみいにはガラクタにしか見えないものがわれわれの古代を垣間見せてくれるとんでもない宝だったりするのでしょう。
このたとえ話をきいたとき、すっと胸におさまるものがありました。
さきを急いでどんどん読み飛ばしていくこと、ただ「読んだ」という実績をのこしたいだけのような読書なら、ほんとしないほうがましなくらいかもしれません。
ゆっくり、ひとつひとつ確かめながら……
面白い作品なら、それこそ自分ではとめられないくらい、どんどん、どんどんやっていけますが、そうでない一見地味な作品群こそ、みんなで半ば強制されるようなかたちででもやっていかないと、孤独ではとても読んでいけないものなのかもしれません。
このような地味な作業のなかで、とくに心にのこったことや、ぜひ覚えておきたいようなところを備忘録にまとめようとしています。はじめは脈絡もなにもないでしょうが、積もり重なると何かが見えてくるかもしれません。
これまでで非常に「面白かった」作品が「グレシャムの法則」でした。
これには、強烈に作品にひきこまれ、翻弄されました。ヒヤヒヤ、はらはら、カッカ。手に汗をにぎりそうだったり、「この野郎ォ!!!」と思わされたり(申し訳ありません。品性おゲレツで)。
ああ、たしかにこんなことがあるからやめられないけれど、まあ忍耐のいる作業であることは間違いないようです。
それでもみなさまが集まって楽しくできるので、これがまた幸せなことです……
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2006.06.25
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(1)
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2006年7月23日(日)の読書会情報を更新しました。 |
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●読書会 開催情報● 履歴 |
日__時
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2006年 6月25日(日) 13:00〜16:00
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会__場
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中之島中央公会堂・会議室 (2)
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最寄り駅
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京阪線/地下鉄御堂筋線・淀屋橋駅(18番出口)徒歩3分 |
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「文芸手帖
随筆」(『芹沢光治良文学館(11)
エッセイ――文学と人生』 p263〜所収)
・十二月八日の日記
・土地より他になし
・競馬官の頃
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会__費
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500円 |
参加者
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【読書会】
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MS |
AK |
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TN
KS
YA
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9名 |
KI
TM
SO
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EI
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【二次会】三番館
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(2)
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古本提供情報更新しました。
『神の微笑』文庫本
『人間の運命』第一部 第三巻 愛
『人間の運命』第四巻 出発、
『人間の運命』第六巻 結婚、
計4冊登録しました。(by YA)
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2006.06.08
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古本提供情報更新しました。下記を削除しました。to
SK in TK
『人間の運命』一・ニ・三・六・七(文庫)
『天の調べ』
『新潮日本文学アルバム 芹沢光治良』(単行本)
『愛と死の書』(文庫本)
『巴里に死す』(文庫本)
SKさん、卒論がんばってください!
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2006.06.03
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古本提供情報更新しました。『人間の運命』一・ニ・三・六・七(文庫)を削除しました。to
KM in KN (2006.06.01)
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2006.05.28
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2006年6月25日(日)の読書会情報を更新しました。
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日__時
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2006年 5月28日(日) 13:00〜16:00
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会__場
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中之島中央公会堂・会議室 (2)
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最寄り駅
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京阪線/地下鉄御堂筋線・淀屋橋駅(18番出口)徒歩3分 |
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「巴里劇場巡礼」(『芹沢光治良文学館(11)
エッセイ――文学と人生』 p236〜所収)
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会__費
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500円 |
参加者
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特記事項
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午前、有志でT.E.Aさんの追悼礼拝(大阪聖ヨゼフ宣教修道女会
本部修道院)。
参加者:AK, EI, SO, TN
北千里 9:35、ガラシア病院 11:20
TNさん、心配事が晴れたことをEさんにきいていただくことができましたね。
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ひとこと
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光治良先生、すいません。今日の「巴里劇場巡礼」は、私どもにはむずかしすぎて内容的にはついていくことができませんでした。今日の読書会では、参加者全員に不完全燃焼感がのこったかもしれません。いつか興味をもって再読することもあるでしょうか。
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そう、今日はTFさんが芹沢清先生と一緒に写った写真を拝見させていただきました。光治良先生からかぞえて6番目のご令弟(11人兄弟中、7男)。もう93歳でおありになりますが、「私はいつも90歳を越えてもまだまだと思っている」と仰るとおり、たいへんお元気なご様子でした。眼鏡はかけておられませんが、やはりどこかしら光治良先生に似ていらっしゃる。そして健康人らしく小太りでいらっしゃいました。
いや、それにしてもTFさんのお母上もお若い。どう見ても姉君にしか見えませんでしたヨ。
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2006.05.14
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(1) |
古本提供情報更新しました。『新潮日本文学アルバム』登録しました。by
MI |
(2) |
古本提供情報更新しました。計10冊を削除しました。by
TF (2006.04.25) to MY (2006.05.10) +『人間の運命』ばら
『われに背くとも』(単行本)
『遠ざかった明日』(単行本)
『狭き門より』(単行本)
『愛と死の書』(文庫本)
『坂の上の家』(文庫本)
『女にうまれて』(文庫本)
『巴里に死す』(文庫本)
『愛と知と悲しみと』(文庫本)
『結婚』(文庫本)
『春の谷間』(文庫本)
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2006.05.06
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(1) |
備忘録「ノエルの祭」(実父と養父)【補足2】を追加掲載しました。 |
(2) |
備忘録 <金江夫人と光治良作品>
を追加掲載しました。
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(3) |
備忘録 <文学論
タチアナ・デリューシナ氏による> を追加掲載しました。 |
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2006.05.04
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備忘録「ノエルの祭」(実父と養父)【補足1】を追加掲載しました。 |
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2006.05.02
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国文学解釈と鑑賞
<<特集>> 芹沢光治良――世界に発信する福音としての文学(至文堂)>>>
詳細を掲載しました。 |
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2006.04.29
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「教祖様」〜慈悲心で生き抜き「神」になった女性〜(寄稿)を掲載しました。 |
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2006.04.27
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古本提供情報更新しました。計12冊を登録しました。by
TF (2006.04.25)
『われに背くとも』(単行本)
『遠ざかった明日』(単行本)
『狭き門より』(単行本)
『愛と死の書』(文庫本)
『坂の上の家』(文庫本)
『女にうまれて』(文庫本)
『巴里に死す』(文庫本、3冊)
『愛と知と悲しみと』(文庫本)
『結婚』(文庫本)
『春の谷間』(文庫本)
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2006.04.23
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(1) |
2006年5月28日(日)の読書会情報を更新しました。 |
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(2) |
古本提供情報更新しました。『人間の運命』(文庫本、三、六、七、七)登録しました。by
AK |
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●読書会 開催情報● 履歴 |
日__時
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2006年 4月23日(日)
13:00〜16:00
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会__場
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中之島中央公会堂・会議室 (2)
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最寄り駅
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京阪線/地下鉄御堂筋線・淀屋橋駅(18番出口)徒歩3分 |
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「巴里劇場巡礼」〜「新年」(『芹沢光治良文学館(11)
エッセイ――文学と人生』 p228〜所収)
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会__費
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500円 |
参加者
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AK |
FS |
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MS
TN
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8名 |
KI
TM
SO
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EI
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2006.04.22
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(1) |
更新履歴 <2005年>
を分離しました。 |
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(3) |
備忘録「新年」(質素なこと)を追加掲載しました。
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(2) OZ様 ――
こんにちは。お久しぶりです。メールをありがとうございました。
もう1年も前のことでしたか。Zさんのことは時々思い出していましたが、あんまりうるさくお誘いしても……と遠慮していました。
それにしても、濃いとか、はまる、というのは私などからするとちょっとうらやましいような感覚です。何だろう、クールというのか、夢中になれない自分が少しさみしいというのか……
だからといって嫌いなのではなく、やはり好きなのでしょうけれど。。。
でも、濃くて少しお困りなようなのは(笑)、「現実の生活から遊離してしまいそう」な感覚なのでしょうか?
わかるような、わからないような……
ところで、読書会はいつでも気軽にお立ち寄りいただいていいのですよ。
事前に読んでいなくても、輪読しているから当日会場で読めばいいし(私も忙しいときはそうです)、なによりZさんのお気持ちに忠実であることが一番だと思います。私たちは、出席されればウェルカム、欠席されてもウェルカムという、オープンで出入りのしやすい雰囲気づくりをめざしています。
あと、休日にKの地からわざわざ大阪にでかける、というのも、仕事ならいざ知らず、どちらかと言うと(いや、まぎれもなく)出無精な私には大いに共感できるところです。
でも読書会のおかげで、とり組むテキストの性質も手伝ってか、芹沢文学とうすめに?、しかし離れることなく付きあえているようには思います。
うすめなんだけれども、いろんなところで新しい発見があり(随時「備忘録」にまとめてあります)、そして、出発点から終着点まで芹沢光治良のあり方や視線がぶれていない一貫性のようなものを発見することは嬉しいことです。ひとりであれば、恐らくこんなふうには読めなかったのではないかと思います。
それではお元気で。(稲生 恵道) |
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2006.04.16
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備忘録「人間の運命」のモデルについてと
「親と子の関係について」
を掲載しました。
▲実父と養父について、後年冷静にこのように語っています。
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2006.04.15
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(1)
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国文学解釈と鑑賞
<<特集>> 芹沢光治良――世界に発信する福音としての文学(至文堂)>>>
刊行予定が2006年4月28日から 2006年5月2日に変更されました。 |
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(2)
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「備忘録」に副題をつけました。 |
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2006.04.09
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備忘録「ノエルの祭」(実父と養父)を掲載しました。
▲実父について、このように直接的、積極的に評していることに、個人的には驚きました。 |
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2006.04.07
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「神と人間」へようこそ!(寄稿)を掲載しました。 |
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2006.03.30
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国文学解釈と鑑賞
<<特集>> 芹沢光治良――世界に発信する福音としての文学(至文堂)>>>
刊行予定が2006年4月10日から 2006年4月28日に変更されました。 |
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2006.03.28
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古本提供情報更新しました。『巴里に死す(文庫)』『愛と死の書(文庫)』『愛と知と悲しみと(単行本)』を削除しました。to
E.K |
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2006.03.27
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(1) |
■生誕110周年記念
芹沢光治良「神と人間」―全8冊―
(2006年5月刊行予定)
14,700円(税込)■ 情報更新しました。チラシも掲載しました。 |
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(2) |
2006年4月23日(日)の読書会情報を更新しました。 |
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●読書会 開催情報● 履歴 |
日__時
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2006年3月26日(日)
13:00〜16:00
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会__場
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中之島中央公会堂・会議室 (2)
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最寄り駅
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京阪線/地下鉄御堂筋線・淀屋橋駅(18番出口)徒歩3分 |
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「文学を志す若い人々へ(或る若い婦人への手紙)」「巴里便り7
ノエルの祭」(『芹沢光治良文学館(11)
エッセイ――文学と人生』 p201〜p228所収)
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会__費
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500円 |
参加者
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TF |
YT |
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MS
TN
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8名 |
KI
TM
SO
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EI
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―― A.K:親戚・海遊館, Y.A:所用
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所__感
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今回も所用により私は30分ほど遅れたのですが、入室一番、参加者の女性がたったひとりだったことが少し(とても?)奇異にうつりました。これまでこんなことは絶対にありませんでした。いつも女性が優勢で男性が少ないのがあたりまえでした。結局この日は男性6人、女性2人。
今回2回目の方も、ずっと前からいらっしゃるように溶け込んでおられるし、何ヶ月ぶりかに来られたおふたりも(K.I, T.F)、久し振りに会えたことの嬉しさこそあれ、まったく昨日も会っていたような、とても自然な雰囲気の読書会でした。(2006.03.28) |
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2006.03.19
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古書店リンク情報を更新しました |
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2006.03.18
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備忘録「現代日本文学」
を追加掲載しました。 |
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2006.03.02
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古本提供情報更新しました。『人間の運命』(単行本
by HS)、日本文学全集50(愛と死の書、愛と知と悲しみと)、日本文学全集61(ブルジョア、巴里に死す)を削除しました。to
T.O |
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2006.02.26
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(1) |
2006年3月26日(日)の読書会情報を更新しました。 |
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(2) |
古本提供情報更新しました。『人間の運命』第三部「第二巻
再会」第二部「第一巻 孤独の道」「第三巻 愛と死」「第四巻 夫婦の絆」「第五巻 戦野に立つ」「第六巻 暗い日々」 (by
Y.A)『天の調べ』(by T.F)を登録しました。 |
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●読書会 開催情報● 履歴 |
日__時
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2006年2月26日(日) 13:00〜16:00
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会__場
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中之島中央公会堂・会議室 (7)
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最寄り駅
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京阪線/地下鉄御堂筋線・淀屋橋駅(18番出口)徒歩3分 |
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「文学を志す若い人々へ(或る高等学校生への手紙、或る法科大学生への手紙)」(『芹沢光治良文学館(11)
エッセイ――文学と人生』 p185〜p208所収)
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会__費
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500円 |
参加者
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TF |
AK |
YT |
|
MS
TN
|
9名 |
TM
SO
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YA |
EI
|
|
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2006.02.25
- |
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備忘録「現代日本文学」
を掲載しました。 |
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2006.02.23
- |
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(1)
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トピックス ■
「神シリーズ」単行本・全8冊セット函入り
(2006年5月刊行予定)
■『神の微笑』『神の慈愛』『神の計画』『人間の幸福』『人間の意志』『人間の生命』『大自然の夢』『天の調べ』「遺稿」
を掲載しました |
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(2)
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トピックス「『神の微笑』文庫本
2004年1月26日(月)発売」を削除しました |
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2006.02.16
- |
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古本提供情報更新しました。『結婚』(文庫)削除しました。by
AK to YI |
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2006.02.12
- |
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(1) |
古本提供情報更新しました。『人間の運命』(単行本)登録しました。by
HS |
(2) |
備忘録「作家の秘密」「なぜ小説を書くか」を掲載しました。
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2006.01.29
- |
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(1) |
2006年2月26日(日)の読書会情報を更新しました。 |
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(2) |
古本提供情報更新しました。 |
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『人間の運命』(文庫)『神の微笑』(文庫)『人間の幸福』『日本文学全集50(愛と死の書、愛と知と悲しみと)』『坂の上の家』『結婚』『巴里に死す』削除しました。to
MO |
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●読書会 開催情報● 履歴 |
日__時
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2006年1月22日(日) 13:00〜16:00
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会__場
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中之島中央公会堂・会議室 (2)
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最寄り駅
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京阪線/地下鉄御堂筋線・淀屋橋駅(18番出口)徒歩3分 |
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「現代日本文学」(『芹沢光治良文学館(11)
エッセイ――文学と人生』 p162〜p185 所収)
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会__費
|
500円 |
参加者
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2006.01.01 |
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新年おめでとうございます。
ささやかな私たちひとりひとりの意志と行動が明るい未来をつくることを、あらためて心にとめたいと思います。
昨年の終盤に光治良先生の最晩年作(いわゆる「神シリーズ」)をとおしで再読し、月なみな言葉ではありますが「ああ、なんと素晴らしい文学であろうか」ということを、つくづく感じました。
読書会も昨年はとても楽しく充実していましたね。作品にもよるでしょうが、みんなで輪読して感想をのべあったり、疑問をぶつけたり……
エキサイティングな時間が多かったと思います。
古本の提供ともども、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。頓首
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