― しあわせへの道しるべ ―

芹沢光治良の文学の世界を ささやかながら ご案内いたします。新本、古本、関連資料も提供いたします。

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『神の微笑』文庫化によせて――読者の声

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13
『神の微笑』との対話
12 遠い日の記憶が甦る
11
新たな <芯> が芽生えた
10
自殺願望からすくわれた
9
文庫化に賛辞をおくりたい
8
私は心の中で叫びました!
7
平易で、なくなめらかでわかりやすい文体
6
とらわれないことの むずかしさ
5
これは希望の書だ
4
一気に読ませる面白さ
3
完全にとりこになりました
2
胸の動悸が治まらない
1
感謝できるようになりました
注釈
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『神の微笑』文庫化によせて――読者の声

12) 遠い日の記憶が甦る

どなたかに「人間の運命」を薦めていただき早速14冊そろった古本をネットで見つけ購入しました。 今、第二部・第一巻・孤独の道まで読み終わったところです。

芹沢光治良さんが幼いころに見たもの、感じたもの、体験した村の行事などが、私の幼い頃にもまだ残っており、それらが描かれていると、私の遠い日の記憶が甦り、そして重なり、共有できるものがあるという喜びを感じでおります。

遠い先祖の暮らしに思いを廻らしていると、思わず合掌のこころになります。

幼い頃の森次郎と我入道がいとおしく、抱きしめていつまでも離したくない想いで一杯です。



メールをありがとうございました。こちらまで嬉しくなるような内容ですね。

「人間の運命」が14冊そろっていたとは! インターネットもかなり使いこなしているご様子ですね。

いまの若者には(私もついこのあいだまで若者だったような気がするのですが……)、あそこに書かれていることが事実にもとづくものだ、ということが本当に信じられず「フィクションだ」と断定する人も実際にあります。

私でさえ世代間ギャップをかんじてしまいますが、Hさんの場合は、ほんとうにご自分の祖先とのつながりまで感じてしまわれるのですから、とてもうらやましいことです。

次郎がいとおしく、抱きしめたい、というのも多くの方がもつ感想ですね。私もそんな気持ちを思い出しました。

ほんとうにひたむきに、真剣に生きるすがたを「いとおし」くおもう、そんな感受性を現代人はとりもどさねばならないと思います。

いや、そんなに大上段にかまえてはいけませんね。私が取り戻せばいいのですから。

(稲生 恵道)

(2004年6月27日 掲載)

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