― しあわせへの道しるべ ―

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行ってきました「マザー・テレサ」

昨日、「マザー・テレサ」を観てきました(オリビア・ハッセー主演、公式サイトはこちらこちら)。

昨年の「パッション」以来ですが(*)、今回は前回以上にならび、開映(12:45)まぎわにちょうどチケット売り場の窓口にたどり着くも、最前列中央が1席あいているのみだったので、ひとコマずらして出直しました。

なんとなくマザーの活動のドキュメンタリーのようなものを想像していたのでしょうか。自分でもよくわかっていませんが、観た印象はまったく違いました。

いろいろな説明があるのではなく、ストーリーでそれを説明していく(あたりまえか)。修道院やお上、住民、マザーの活動を利用しようとする人々とのあいだの様々な困難に直面しながらも敢然と前へすすむ。

途中で一気に15年?の歳月が流れてしまったことには驚きましたが、作品にひきこまれての、あっという間の2時間でした。

組織化には基本的に反対、小さくてよい。

優しくしてあげなさい、優しくされることを望むのではなく。

愛しなさい、愛されることを求めるのではなく。

与えるものが、与えられるのです……

マザー・テレサの偉大さの一端を垣間見る、なにかしら心に暖かく、たしかな余韻をのこす、そんな作品でした。


そういえば、私のとなりには外国人女性がひとりで座っていたようですが、「携帯電話で話してるんやろか?」と思うほどの独り言(?)を何度かしていたり、大いに受けて笑ったりしていました。

お医者さんの忠告だったでしょうか、自分の身体も労わらないと死んじゃうよと言われたところだったかな。それに対して「死ぬことで永遠の生が与えられるのです」――いくつか連続した逆説の最後がこれでした。それがとても面白かったみたい。

意表をつく返答ですが、なるほど、とも思わせます。

それでは。

 

(*) 夏には三宮で「オペラ座の怪人」を見ましたっけ。

 


ナビオTOHOプレックス 9F シアター6
2005.09.18 15:15〜17:30 F-5 1800円(161席)
12:20並、12:42購入

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